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WARABI BMX FACTORY

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遂にveilを脱ぐ日が来たか。

近日発表します。

Original Graveyard

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予てより愛してやまないGraveyardのエピソードについては、今までの記事でも何度か取り上げたことがあったかも知れないが、先日随分前に撮った写真を公開したところ予想以上の反響があったため、今回は特集を組んでみよう。



Graveyardを初めて目撃したのは、1992年頃の駒沢公園だった。
関君が往年の名車Homeless Soulbroに黒のOG(Original Graveyard)バーを誇らしげに引っ提げて登場したのだ。グリップ部にはHomelessのステッカー、そこにクリアーのグリップを装着し中のロゴを浮かび上がらせるという粋な演出。

正直、第一印象はそれほど興味が湧かず、他社ELF等ピース数の多いバーの類いだろう程度の目線でしか眺めていなかった。なんでもその時分の我がBMXの常識、いや、絶対なスタイルとして、HARO KneesaverかPEREGRINE Q-bar以外は専ら「圏外」だった。
やがて先輩の勧めでコンテストに出るようになり、多くのライダーがcoolに纏っていたフラット仕様というbarのスタイルに憧れた。

その殆どはそれこそbaco4に登場するchris ryeやjesse puenteが付けていたQ-barを一段カットした仕様であり、しばらくの時間を経て、かの伝説にも崇められた名作「4130 WEST COAST」に出演していたjesseが、極端に低い4ピースのバーを装着していることに全国のライダーからの注目が集まった。

それが、あのGraveyardからリリースされるjesse barと知り、シーンの最前線にいた会沢さんが早速jesse barでJFAにエントリーしており、生でみたCPのjesse barの斬新さに心奪われた。
そう、初めて見たOG barにそこまで惹かれなかったのは、たまたまそれが黒だったからだ。jesse barもCPじゃなければ大して注目しなかっただろう。





欲しいものは如何なる手段を用いてでも手に入れたい。
そんな魅力的なパーツが当時はいくつもあった。





そんなある日、様々な面において熱いライダー、また、江戸川区のchase gouinの異名を持つ田代秀平君と、その先輩方とDIG-ITに行こうとの話が持ち上がった。

ハナワ君&エンドウ君

先輩方2人は、ディープアンダーグラウンダーでかつ当時稀に見るハイスキルの持ち主で、初めてお会いした時既にbaco4,5あたりのルーティーンを網羅していた、言わば本格派「裏」のライダーだったのだ。
田代君からエンドウ君がCPのjesse barを所有しているとの情報を聞きつけ、交渉し格安で譲ってくれることになった。取り引きをそのDIG-IT訪問の時にしようと話がまとまり、早朝に渋谷で待ち合わせをしハナワ君の車に同乗し一路DIG-ITへ。
MT車の運転に慣れていなかったのか、恐ろしくハイドロ仕様な乗り心地だったのも今となっては懐かしい思い出だ。

念願のjesse barも手に入れ舞い上がるのも束の間、今度はOG barにCPがあることを発見。その美しいフォルムに、CPにするだけでここまで格好良くなるものかと、たちまち目移りし今度はそれを付けていた田代君に自分のjesse barを交換しようと持ちかけたところ、2つ返事で田代君は手を打ってくれた。手に入れたOG barは、かなり初期の頃の第2型?3型?あたりのタイプで、後期のタイプに較べクロスバーがやや高い位置に溶接されており、押し出しの強い面構えだった。因みに参考資料によると、元祖のOG barはバーエンドも溶接してあったとのことだ。
Graveyardが世界的に普及し、各地でOGバーを見るようになると次は新型のクロスバーが低いタイプが欲しくなってきた。今更ながら当時のミーハー根性もいい加減にしろと自分に言いたい。







その後Graveyardの社長兼ライダーだったrichardが不慮の事故により他界し、兄であるanthonyがプロダクトを継承する運びとなったのだが、そこはやはり100%ピュアなライダーズカンパニー。
生産が追いつくよりも前に注文が殺到し、注文したものの手に入るのか不安な日々が続いた。自分含めライダーもまだまだ子供だったのだろうか、亡くなったrichardのことよりも、「barはどうなるんだ」等々身勝手な会話のやりとりを多く耳にした。

再生産を心待ちにしているさなか、シーンにおいても姑息に生き延びる勢力はあり、そのあまりのGraveyard人気に目をつけた数社が、なんと正真正銘の偽物、よく言えばレプリカを生産し始めたのだ。
問題の「贋作」とやらはバリエーションが実に多岐にわたり、かなり精巧にできているもの、CPの光沢で真偽を判断するもの、あからさまに形状の違うもの、開き直ったか別の路線に奔走しているものと様々だった。
しかしそういった代物はとある歌詞にもある、


安っぽいメッキなら すぐに剥がれてしまう


まさしくその通り。
メッキのクオリティー如何に留まらず、クロモリ4130ではなく薄利多売の顛末とも言えるハイテン1020で製造し叩き売ったため、各地でひどく垂れ下がった偽Graveyardを見かけた。当時の貴重な情報源DIG-IT ZINEでも、間違わないようにと注意喚起を促していた。

そんな中身のない空っぽなアイテムは自然淘汰され、いよいよ本物のGraveyardの入荷の目処がたったとの一報が舞い込んできた。
Graveyardとしても長期にわたりユーザーを待たせたことを深く受け止めているのか、今回入荷分のOG barはラインナップもCPに加え、新たにブラックニッケル(黒メッキ)、jesse barも従来品にはなかったシャンパンゴールドが加わるといった気合の入りよう。限定品として純金メッキ24カラットでコーティングしたjesse barも登場するなど、第二次Graveyard旋風を巻き起こし、注文から約2年の時を経てある日我が家にも念願のOG barが届いていた。







箱を開けるなり、貴婦人が如く輝きを放つCPの鏡面、誇らしげなGraveyardのステッカーに酔いしれた。
それ以来このbarと共にライダー人生を二人行脚することになる訳だが、ごく稀にクロスバーの捩れ、凹みといった量産につきものの「外れ」も一部にはあったようだ。
その後高志君がDIG-ITのサポートライダーに加わり、シグネチャーモデルT.I barを発表。T.I barと言えば最終型が有名だが、元祖T.I barはOGバーのデザインをそのままスケールダウンさせたものだった。
夜な夜な立川で一緒にライディングした時も、目の前でみても説明されるまでわからなかった。

数年後、ロサンゼルスのUS DIG-ITを訪れ工場内を見学させてもらい、そこは大量のOG bar、T.I bar、jesse barに溢れた夢のような空間だった。
その場のノリでオリジナルのbarも作ってしまう勢いで、US DIG-ITのスタッフだったaugieもギャグで自らのオリジナルaugie barを製造、そしてマニア好みの少数限定ではあったが、まさかの発売にまでこぎつけたのだ。





‥ただひとつ、その工場内で見てはいけない物をみてしまった。知らない方が幸せだったかもしれない。
何をどうすればこんなことになってしまうのか、augie曰くクレーム品とのことでOG barがグリップ取付部のパイプが根元から見事にもげてしまっていたのだ。
ひびでもなく、歪曲でもなく、完全にセパレートしてしまっている。


GRAVEYARD = 墓場まで


転じて、「一生壊れない」を謳い文句にしていたキャッチコピーを幼心に頑なに信じていた自分にとって、神話が崩れ去った思いだった。
同時に、18tもの荷重テストにも耐えうるOG barを折ってしまったライダーが恨めしかった。


しかしその後もOG barは地道に進化を遂げ、後期のタイプは一見同じデザインだがステムにクランプする部分のパイプと、平行する縦のパイプとの溶接部が面一に加工されたりとライダー思いの工夫が施されていたのも、やはりライダーが作るからわかる、痒い所に手が届くアイデアが生まれるのだろう。








自分も三十路を迎え、別のbarを使っていた時期もあったが、購入から13年経ったある日、マシンを整備中にふとクラックを発見してしまったことがあった。その箇所は紛れもなく昔augieに見せてもらったクレーム品と同じ部分だったのだ。
パーツは使うことにより真価が発揮される。我が持論に則りいつでも使える状態にしておきたいという思いから、そのOG barに溶接を施し、現在に至る。




思えば、ロサンゼルスでクレーム品を見てしまったあの時、Graveyardの神話と共に自分の青春も終止符を打ったのかもしれない。




最後に、久々のライダー捜索願い。
ディープアンダーグラウンダー、ハナワ君&エンドウ君をご存知の方、ご一報を。

route 16

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6/10(日)
ヨコスカンスクール #13
〜湾岸爆走BMX〜


「どこが入梅だよ!」


誰もが突っ込みたくなるくらいの眩しい日差しと真っ青な空。気持ちの良いスクール日和もここまで来るとは、もはやスクール生の辞書に「雨」の文字は存在しないのか。
そして我が校のモットーでもある、「とにかく好きなように乗れ」といった方針がいいのか悪いのか、我々講師陣も未だに言葉に直して伝えるのがお世辞にもうまいとは言えない(笑)

授業中のやり取りひとつを挙げても、



「今日はスクールっぽいですね」

「毎月スクールなんですが(失笑)」

「どうやって入ればいいんですか?」

「ここで、気合!」

「わかりません‥」

「みんながやってるんだから、必ずできる!」

「先生の動きは、速すぎます」

「諦めてはいかんぞ!人生七転び八起きだ!」



究極の殺し文句として、





継続は力なり











ふと傍らでは単車のアクセルコールに夢中になるライダー達、そうかと思えばある一角ではサーフスタンドの足の向きについて激論を繰り広げている。
近代フラットランドにおいて、マシンやパーツの進化が大きく影響していると思われるが、近年見る奇妙なフォームでサーフスタンドの称号は語れない。自分は片足はシート、片足はクロスバーに対し平行に乗せるのがサーフスタンドだと先輩方から伝授された。
‥と、まあこのクオリティーにも関わらず、毎回平均20数名のライダーにご参加頂いていることに、感謝。













また、この日はなんとかつて横須賀のシーンを単身築き上げた「おかやん」こと岡山潤君とも数年ぶりに再会。様々な事情によりおかやんは数年前に横須賀を離れ、東京湾を挟んだ海の向こう、館山に本拠を移し活動をしているが、横須賀にうみかぜ公園ができて間もない頃を思い出せば、おかやんを便り横須賀にもちょくちょく通い、ライディング、BBQ、悪ふざけと様々な思い出の各ページに必ずおかやんは登場する。
理想と現実は冷静に受け止めなければいけないが、率直な気持ちとしては、横須賀に来たらおかやんとライディングがしたい。

おかやんも館山、房総半島界隈で定期的に練習会を開催しており、教育方針について伺ったところ、質問ばかりで向上心がないことには始まらない、できないのであれば、何故できないのか原因を究明した方が早い、等々、良い意味でスパルタでもあり実に的確なレクチャーをしているようだ。

横須賀、館山。
東京湾に面した東西2つのシーンでお互いに盛り上げて行きたい。





今回もご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
次回ヨコスカンスクール#14は7/8(日)を予定しておりますので、今後ともよろしくお願い致します。



R&R slide

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6/21
pm 18:30


ロックンロールスライド 降臨。
地味に長期間の苦戦を強いられた。ロックウォークもロールバックも得意中の得意だが、テールをスライドさせるとさながら初めてロールバックを挑んだ時の感覚に戻ってしまうくらい、fakieに持って行くことができなかった。

休憩する度、自分なりに敗因を検証してみた。
基本的に両足ペダルのスタンスの場合、右に回るには右足が後ろ。ロックウォークはその理論に則り、基本スタンスで理に適っている。

ところがどうだろう。
fakieに持って行くためのロールバックに関しては我流、野良犬拳法とでもいうべきか何故か逆スタンスなのだ。我流をごり押して完璧に自分のものにしてしまったせいか、どうやらそこにできない原因があったようだ。

頭ごなしに理論を辿るのではなく、できないなら様々な手法を試してみればよかったものの、実際挑んでいる最中は「右回りだから右足が後ろ」の格言を信じきって疑わなかった。
それが昨日の夕方、得意なfakieに持って行くように逆スタンスでやってみたら?というヒントが閃き、フィーリングに違和感を感じながらもとりあえず試してみた。すると、



あら不思議。
今まで費やした時間は何だったのだろうとでも言わんばかりに、見晴らす景色が明らかに変わった。
両足でマシンをコントロールし、水平にテールを滑らす。実に自然な流れで、勢いをfakieに溶け込ますことができている。

随分昔に、岡村旭君も回転に対しスタンスが逆だったのを発見したことがあったが、我流もまたある意味大きな勲章なのかもしれない。



メークの余韻に浸り佇んだアスファルトの上は、著しく摩耗したタイヤがゴムの香りを撒き散らしていた。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



連日にわたり、自分の身体の故障についてあたたかい心遣いをくださった皆様、本当にありがとうございます。
体験談に基づいた処方をアドバイスしてくれた方、生活スタンスにおけるライディングのウェイトを見直すきっかけを作ってくれた方、遠方から親身になり心配して頂き、なんとあの尾西E君からの教えを紐解いてくれた方、心から感謝しています。



今日手に入れたロックンロールスライドを再スタートの第一歩として、必ず復活します。

鼬と狸

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6/23(土)
小金井公園


管理人のお二方は健在、しかしながら小金井公園特有のコート内における他のスポーツを楽しんでいる方達との共存問題も健在。
週末ともなれば公園は多くの人で賑わい、ローカルルールや暗黙の了解といったことが貫けないことも多いようだ。

馴染みの面々と内々では友好的な環境が確立されているようだが、当然公共の場所である以上不特定多数の方々がそれに対し納得行くかの保証はない。

理屈では割り切れない難しい問題であり、予てから何度もこういった話を聞いてきたが、何はともあれ、どんな形でもいいからライディングスポットとして残して行ってもらいたいと切に願うのみだ。







コート内に埃が溜まりやすい小金井公園は、ライディング前に恒例の打ち水に掃き掃除が必須である。
以前に吉野君が言っていた、



「働かざる者 乗るべからず」



心が洗われる思いだ。



死守 小金井公園



2人の熱い気持ちがいつか公園側に届くと信じ、同郷ライダーとして見守って行きたい。







support rider ?

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6/24(日)
日高総合公園


野口君の粋な計らいにより、ただ乗るだけの本物のjamを開こうと埼玉の有志が立ち上がり、正式に許可をとっての開催に漕ぎ着けたようだ。

低い雲の立ち込める薄曇りの空。
それが梅雨時の湿度と相俟って蒸し風呂状態となる中、昼過ぎに公園に着けば既に多くのライダーが果敢にライディングしていた。


○○君が来ました

○○の技をやっていました


‥といったレポートはさておいて、自分なりの着眼点で今回率先して動いた野口君とのエピソードを綴ってみよう。



そもそも初めて野口君に会ったのは10年程前。彼の行きつけのショップ、オクムラさんからの仕事で桶川?菖蒲?方面のリサイクルセンター的な施設でのイベント出演が初顔合わせだった。
自分含め全員が「ショーケース」での「魅せる」ライディングが何たるかを理解しないまま、自由に乗りオクムラさんから振る舞われた弁当や飲み物を頬張り、帰り道にはコンビニの駐車場で菓子パーティーを繰り広げるといったお子様ぶり。

しかし、そんなクオリティだった我々のイベント出演、素行の悪さにも寛大な心で見守ってくれたオクムラさんは、その後も割とコンスタントなペースで桶川方面での仕事の話を持ちかけてくれた。

荒川河川敷でぬかるみの上に強引にコンパネを敷きショーケースを行ったこと、桶川駅前でのお祭りの中でデモンストレーションをさせてもらったこと、はたまた旧中山道をホコ天にし轍に苦戦しながらもショーをこなしたこともあった。

そしてイベント終了後はかなりの確率で大勢のライダーとオクムラさんのショップへ押し掛け、軽い反省会から始まり、気がつけば昔のビデオ等を眺めお互いに笑いあったものだ。
時に時間を忘れついつい長居してしまい、それでもオクムラさんはいつも優しい笑顔で我々を応援してくれていた。

また、全くもってサポートライダーでも何でもない自分に、オクムラさんの奥さんがあたたかいお茶を出していただいたこともあった。図々しくもそれを右から左へたいらげる自分を横目に、間髪入れずお茶菓子が差し出され、後から後からコンビニから買っていただいたらしき中華まんが登場。
最終的には、



それ夕食のおかずじゃないの?



思わず突っ込みたくなるくらいの一品料理までご馳走になった。
若かりし頃とはいえ、多少は遠慮というものを考えるべきだとは今思えば釈迦に説法だが、仕上げにはグリップまでいただいてから帰ったという、何とも 神 な一日を過ごしたこともあった。




‥とまあ、その桶川がホームである野口君が何故日高で開催するのかその接点はいまいち謎だが、なかなか自分から率先して企画をしようというライダーは多くないため、人任せにせず行動に移した姿勢を最大限に評価したい。


今後ともシーンに貢献するスタンス、期待しています。

YOKOSUKAN SCHOOL #14

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今年も早いもので今日は一年の曲がり角でもある。
さて、今月もやって参りました。
月に一度の集会?(笑)



ヨコスカンスクール #14
〜潮の香りとタイヤ痕〜


7/8(日)
横須賀 うみかぜ公園
12:00 〜 14:00



力強くペダルを踏み込み、マシンで風をきれば誰でもぶっ飛んでいける。
横須賀で童心に帰るのは如何でしょうか。


※警告

今回あたりから、うみかぜ公園はかなりの暑さになると予想されます。
因みに日陰はほとんどありません。一部では沖縄よりも暑いとも囁かれ、実際前回エントリーしていただいた沖縄出身の山城君でも相当堪えたようでした。

一層の暑さ対策、水分補給を万全に整え多くの方にご参加いただきたいです。




と、ここまで煽って当日雨で流れたら目も当てられない(笑)

それでは7/8横須賀で、僕と握手!

FLIP & FLOP

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伊東兄弟presentsアキルjam時代からの戦友、中太君(通称ちゅーた君)と日曜日に久しぶりに会い、僅かな時間ながらライディングを共にした。

本人曰わくあまり乗っていないとのことだが、なかなかどうして、身体に染み付いたスキルは本物。練習量如何の話ではなく、見る者が見れば一目でわかるヤバ過ぎるスキル。

ちゅーた君だってキャリア的にはそんじょそこらのプロライダーよりも勝るとも劣らない。
メーク率のみ、偏った動きでねじ伏せるライディングよりも遥かに深い、多彩なトリックのクオリティ。

同期生として、これからもお互い乗り続けていきたい。




たまにはこんなshort story。

勇敢な戦士

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7/8(日)
ヨコスカンスクール#14
〜潮の香りとタイヤ痕〜



週末は雨。天気予報 曇り時々雨。
降水確率60%。
月に一度の楽しみでもある登校日を諦めきれない自分は、土曜日何度そんな皮肉な天気予報と睨めっこをしたかわからない。

所詮天気を支配することなど不可能だ。時に割りきることも必要かと自問自答を始めつつも、土砂降りの汐入駅付近を過ぎるなりなんと(やはり?)ライディングの女神は舞い降りた。


全開晴れ男の異名を囁かれる自分だが、いくらなんでも出来過ぎではないだろうか??



「止ませてやったぜ!」



謎の優越感。
しかし自分よりも遥か先に、そんな微かな希望を胸に横須賀でスタンバイしていたのは我が校常連のべんぺけさん。
我等が天狗JAPANのTシャツをいち早く纏い、早朝からコースターのトラブルと格闘していた強行軍である。
先週にも戸田でお会いし、次はランニングディケードをやりましょうとの約束通りレクチャーするも、ものの数回で大分形が整ってきているではないか。









また、午後には川崎のお二方、ディケード職人堀井明君にメール好きなメル男君が登場。
授業中を外し、敢えて放課後に現れる演出が泣ける。これは思い切り自分のライディングをしようよ、といったサインにも受け取れ、そうと来たらそれに応えるのがライダーの心意気。

明君のスキルは以前にも綴ったことがあるが、今回久しぶりの再会となったメル男君を紹介しよう。



初めて見たのは駒沢うたげ会。
エノモトさんの店先で撮影した写真をプリントしたTシャツが懐かしい。



駒沢うたげ会 

女 摘み食い部隊隊長
違法改造車製作部隊隊長
海産物調達部隊隊長
その他○○部隊隊長



ひとりひとり様々な肩書きがつけられており、メル男君もその一派(?)だったのだ。
15年程前の横須賀の大会にもエントリーしていた、言わば同期の戦士なのである。
ニックネームとは裏腹にライディングスキルは硬派そのもの。

たが、数年後タンクローリーに轢かれるといった不慮の事故に巻き込まれ、一時は生死の狭間をさまよったが奇跡的な回復力により、再び今こうしてライダー復帰を果たした熱いライダーである。

彼曰わく、



「まだまだリハビリっす」



とのことだが、firehydrant to double decadeなどもはやリハビリの域を超えた乗り方に深く心を打たれた。
骨盤移植、皮膚移植といった大手術を経て、生きるか死ぬかの岐路を垣間見たライダーがこんなにがんばって乗っている以上、自分が膝の故障如きに凹んではいられない。

彼が来なければおそらくこの日はやっていなかったであろう、景気付けのdouble candybarにrollaidをメークさせ、自分にも自信が甦ってきた。

メル男君は自分のことを名前で呼んでくれる貴重な存在。
そしてやはり自分や明君と同じく同期の代名詞、年期の入ったプロテクターがcoolだった。フレームにプロテクターを巻き付け登場し、乗り終わったら再びプロテクターをフレームに巻き付け干しながら帰る。

そのスタイルが見れたのも嬉しかった。




今回もご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
次回ヨコスカンスクール#15は、8/12(日)を予定しております。

一層の暑さ対策を万全にし、是非ご参加下さい。







UMIKAZE jam 告知(暫定)

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2012 UMIKAZE jam

日時:2012年9月16日(日)10時〜17時(受付 9時〜10時)

場所:横須賀うみかぜ公園

CLASS:ビギナー、ノービス、オープン

エントリー費:ALL/500






詳細が決まり次第、随時告知します。

天狗●日本

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この度、原 真一郎に新たなスポンサーからのサポートが決定しました。

埼玉県は蕨市から発信するライダーズカンパニー



天狗JAPAN BMX FACTORY



メーカーそのものは15年程前から存在しており、代表の高橋(みつ)充浩君とはエキスパート時代の戦友だ。
ずいぶん前にオリジナルのペグや小物類を製造していたのだが、ここ最近になり、再びちょくちょく顔を合わせる機会が増え、ひょんなことから10数年ぶりのブランド復活にこぎ着けた(半ば煽った?)のだ。


という訳で今後とも皆様、天狗JAPANをご贔屓に。

汗と涙と特攻服

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7/14(土)
南房総コンテナキッチン
GROW JAM


GROW JAMと言えば、おかやんがまだ横須賀にいた頃に開催された10年前の優勝を思い出す。
その後もおかやんは毎年1回くらいのペースで横須賀でGROW JAMを開催していたが、館山に本拠を移してからは自分もそちらを訪れる機会がなく、数年間にわたり疎遠な距離にあった。



潤君とこほんとに楽しいですよ!



館山を訪れたライダー達の証言。
言われなくとも何を隠そう、15年程の付き合いになるおかやんのスタンスに説明はもはや不要だ。
行けば絶対楽しいに決まっている。

前々から今回の開催日を聞いていた自分は行く気満々だったが、敢えておかやんには一切連絡をせずいきなり行って驚かせてやろう、そんな小粋な登場を目論んでいた。

いざ当日、早朝からばたばた支度をし一路目指すは館山。
運賃の問題でアクアラインは使わず(使えず?)千葉中心部を抜け、内房をひたすら南へ、南へ。
それなりに腹は括ってきたが、片道約150kmの距離は伊達ではなく日帰りにしてはかなりのボリュームだった。


会場に着けば、炎天下多くのライダーで賑わっている。
また、一部ではその年齢層が極端に低いのもおかやんの横須賀時代のスタンスが継承されているようで微笑ましい。

それはそうと自分の今回のエントリーは、天狗JAPANのサポートを受けて初の晴れ舞台だ。



天狗
日本


真新しい特攻服を纏い、大好きなアスファルトの上マシンを飛ばせば、rock'n'roll slideもいつもの1.5倍のスピードに。


因みにひさしぶりに見たおかやんのライディングだが、生粋のフリースタイル魂は健在。
ストリートオープンクラスで全てのセクションを駆使しフルメーク。
会場内も一時騒然。



場の空気を支配する。
自分が乗ることで、空気を変える。



大会にエントリーする者の心得をライディングという手段を用いて、言わずもがな、見る側に強烈に投げかけた。
思わず、



カッコよすぎんじゃねーの!?



これ以上の形容が思いつかず、吠えた。



涙もののおかやんのライディングが終わるなり、フラットオープンクラスが始まった。
自分の出番は一番最後。
決戦の瞬間は、いつも通り乗れる者が美しい。
いつも通りの「平均」を求めるも、自分の当たり前を見失いさまようのが、皮肉ながら本番の常である。

先の大会(名古屋)での教訓を踏まえひとつの系統に固執せず様々なバリエーションを披露するも、毎日メインに練習してきたIkari-Ryuがどうしても入れない。
自分の前に出走した長田君は、難解なルーティーンをポイントポイントで確実にアピールしていた。

長田君の武器は自分にとって最もパンチが効いている。
それは、自分が思うトリックの魅力、楽しさには、



トリック=手品



に準ずるものを常に感じており、単純に「回っている」「バランスをとっている」と見る側に一目で解釈されない、「今どうなったの!?」と、もう一度見たいと思う衝動こそ、トリックの醍醐味ではないだろうか。

その理論に基づいた視点で長田君のライディング見れば、無限の可能性、夢に満ちている。
ラン終了後に自己採点をし、行けるか、でも長田君に負けたかも‥

と、正直思っていた。
表彰式で、



フラットオープンクラス優勝
原 真一郎



呼ばれた瞬間、この日一緒に乗ってくれたライダー全員に感謝した。
表彰式から見晴らす大勢のライダー達の笑顔、この景色、いつ以来だろう。





横須賀でのGROW JAM優勝から10年経ったこの日のGROW JAM優勝。

余韻に浸りながらアクセル踏み込む帰り道。
夕陽の沈みかけた東京湾のさざ波も、ひさしぶりのタイトル奪還を讃えてくれているようだった。






YOKOSUKA UMIKAZE jam 2012

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YOKOSUKA UMIKAZE jam 2012

日にち:2012年9月16日(日)雨天中止

場所:横須賀うみかぜ公園

時間:10時〜17時(受付9時〜10時)時間厳守なので、遅れて来た方はエントリー出来ません

entry fee:\1000(エントリーは当日のみとなります)

CLASS:ビギナー ノービス オープン

賞品:ビギナー、ノービス 賞品一位〜三位 オープン 賞金一位〜三位

※エントリーは各自音源を持ってきて下さい


スポンサー(予定):hommage.CAVE WARE HOUSE.JYKKjapan.059.天狗JAPAN.男気bikes

☆注意事項☆

うみかぜ公園は一般の公園なので、乗る場所などは係員の指示に従って下さい。

公園を借りている時間帯がありますので、時間(8時〜18時)はお守り下さい。

SKATE PARK側では当日SKATEBOARDの大会をやっているので、立入禁止になります。

ゴミは受付の場所に設置いたしますので、分別等ご協力をお願いいたします。

この日はうみかぜ公園の駐車場は普通に使えます(一日\600)が、バーベキューなどで満車の恐れがありますので、早めにお越しになられるか、電車でお越しをお勧めいたします。


宜しくお願い致します。

港町慕情

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7/21,22
神戸KOG世界戦


エントリーするとわかっておきながら毎回0泊3日等、殺人的スケジュールを自ら作っていた過去の愚かな自分とはこの際さよならしよう。

せっかく普段なかなか行けない関西に行く機会だ。
大会だけでなく、滞在中に現地のライダーとのコミュニケーションを楽しみ満喫したい。

思い立ったが吉日。
前々から金銭的余裕のあるうちに新幹線のチケットを手配し、いつもよりも少し大人のセレブなスタンスを気取ってみた。

そんなXデーが日に日に近づいて行く中、館山でのIkari-Ryu不発が許せず毎日徹底的にIkari-Ryuの反復練習を行った。
その甲斐あり、木曜日の朝にはIkari-Ryu part 4のジャグリング2周初メークに、part3をメークするといった2大ブレインを支配した。 

珍しく大会前の登り調子を不気味に感じつつ、土曜日に一年ぶりとなる神戸を訪れた。
いつもより計画的?なようで実は何の旅先プランもない自分に今回お付き合いいただいたのは、大阪のみゆさん&勇也君。

大会観戦を終えると、待望の神戸ライドへ。不安定な空模様の中なすがままにエスコートされ、たどり着いた先は近畿地区のライダー御用達のスポットみなとのもり公園。
着くなり全国各地、いや各国のライダーがここぞとばかりに乾きかけの水溜まりを除けながらライディング中。

ジャムセッションに混ざりつつ、少年達のディケードリクエストにレクチャーしつつ、そんな攻防は日付を越え深夜まで及んだ。







今、自分は神戸を、遠征を満喫している。



しみじみそう感じたひと時だった。
そんな夜更けに現れた長野の精鋭、仏君がなんとホテルにノープランな自分達を招き入れてくれたのだ。

ああ仏様。
転がり込んだ自分達はあるネタのトークに火がつき気がつけば窓の外の空も白んでおり、ここにて生活習慣病が発症。
夜明けと共に目が覚める自分にとって、時既に起床の時刻。無睡眠で大会当日に臨むこととなった訳だが、次いつ会えるかもわからない人とのコミュニケーションを寝ることで潰すのは勿体無い。
この時点で大いなる収穫だった。

ただ、仏君まで寝不足に巻き込んでしまったことは反省します。。
仏君ごめんなさい。。










いざ会場入りし調整を始めれば、毎度ながら何ひとつ確認できない(笑)
この期に及び、狭く気も散る環境下で意固地になっても仕方ない。本番でひとりきりコートを広々使えれば、そこそこ決まるだろうと自分に言い聞かせ、公式練習を途中で切り上げた。

出走順はCグループの5人目。




全体的に作品の種類は変えられなかったが、いつもに対しルーティーンの順序を大きくシャッフルした。
軽いジャブ程度にひとつ決めた後、本来の目標であるIkari-Ryu、貴様を仕留めるべく駒を進めた。

結果、ミラクルは起きた。
神戸に来てから夕べ、今朝とあれだけ繰り返し練習して一度も決まらなかったIkari-Ryu part4が一発メーク。
初メークから1年3ヶ月を経て大会初披露。

渡りかけた橋だ、ついでにここでもう一発。
バックフェーシングブーメランも一発メーク。
初メークから4年目にして大会初披露。

これらが大会で披露できたのは、今年3月に行われた平塚でのダブルキャンディーバー以来の最大瞬間風速だった。
これだから大会は展開が読めない。









結果は14/31で予選敗退。
上等だ。大きな歓声は今も心に反響しており、何よりライディング後に落胆することの方が多いKOGにおいて、久しぶりに2分半を楽しめたことが嬉しくてたまらなかった。
多くのライダーや諸先輩方からもありがたい言葉をいただき、ある方からは自分の順位について納得が行かないと我がことのように打ち明けていただいたが、ジャッジの判定に委ねるのを了承しエントリーしているのだ。

これからもKOGはある限り自分は挑戦を続け、何年かに一度、突然鋭い閃光を放つだろう。














余韻に浸りながら会場を後にし、向かった先はこれまた郷愁が甦る神戸の代名詞、メリケンパーク。
28歳でエントリーしたスペースアークリーグ以来だから、8年ぶりか。変わらぬ景色、変わらぬ最高の路面。

フル加速で突っ込める広大なスペースの気持ちよさは言葉にできない。
だが、そんな幸せな時間にも刻一刻と終わりが近づいていた。









19:00
遂にお別れの時間だ。



「ありがとう!元気でね」










握手を交わし、ひとり先立つ切なさ。そんな思いを振り切るようにペダルを踏み込むも、無意識にメリケンパークを何度も振り返れば、



戻って来ちゃえば??



見える景色が大手を振って手招きしているようだった。

元町 三宮 新神戸

見る見るうちに現実に向かってひた走る。









のぞみ58号 東京行き




アナウンスと共に、2日間の夢は静かに終止符を打った。

素敵な面々

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夏の風物詩 水戸黄門まつり



諸事情により去年は訪れることができなかったが、今年は再びショーケースを行うことが決定。
面子は自分、中島和麻君、倉谷太郎君(予定)で8/4,5に出演します。


8/4(土) 14:30〜
8/5(日) 13:20〜

水戸駅北口ペデストリアンデッキ



よろしくお願いします。

secret decade session

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7/29(日)
青木町公園


〜東西ディケード&ローレイド合戦〜


先日の眩しすぎた神戸遠征の興奮も冷めやらぬうち、今度は神戸の小島健史郎君が関東へ遠征してきた。
こんなチャンスはなかなかない。どこかのタイミングでコンタクトを取り、是非ともライディングを共にしたいと思った。

そこまで自分が拘るのには訳がある。
春先に一度20INCHERSでも記事で取り上げたが、健史郎君と言えば近年稀に見るディケーダーとして、ここ最近全国区でも頭角を現してきているcoolなライダーだ。
ノーブレーキで乗っていた時期があるらしく、どちらかと言うと有ろうことかブレーキを使わないローレイドの方が得意そうだ。




熱中症に見舞われたか軽く頭痛を催す昼下がり、関西から19歳のローレイド戦士、見参。

一週間ぶりの再会となる挨拶もそこそこに、景気付けのローレイドを健史郎君が一発メーク。
余裕である。
perry marverを彷彿とさせる進入速度、高さ、フォーム、それらどこをとっても非の打ちどころがない完成度。
何を隠そう、ローレイドの代名詞と言えば個人的にはchase gouinではなくperry marverなのだ。

負けじと自分も後を追うように応戦するも、時間かかってやっと一発決めたメークも例によりリヤが浮いてしまう雑な戻り。
何度こなしても恐怖心がとれず、頂点まで引き上げることができない。
映像等により、客観的に自分の動きを分析すれば一目瞭然だが、全く以て恐怖心を抱くほどフロントは上がっていないのである。
こんなレベルで怖がって、故にメーク率の低迷にもがいている自分が尚更憎くなる。

続いて健史郎君がロックウォークからマニュアルを介し、ダイレクトにペダルtoペダルのローレイドをメーク。
先の神戸で惜しくも本番で苦戦していたそれが、あたかも計算通り予定通りとでも言わんばかりに鮮やかなメーク。
思えば一週間前エキスパートの決勝をジャッジしながら、あの場を健史郎君が支配できなかったのは自分も見ていて悔しかった。



俺はお前の格好良さ、本当によくわかるよ!



そう心で叫びながら、採点における葛藤と戦っていた。

ノーブレーキ世代が波に乗るなら、と、半ば開き直り気味に自分はフルブレーキ世代の生き様を見せるべく遅ればせながらダブルキャンディーバーに、約一年ぶりのキャンディーバーウォークオーバーをメーク。

ここにて2勝2敗といったところか。

その後はお互いの得意分野、課題を心行くまで堪能し、あるタイミングで健史郎君にワンタッチのダブルについてできもしない自分が言及したところ、さすが抜群のセンスの持ち主、ものの数回で掴み始めているではないか‥

言わなきゃよかった(笑)
とは言え、墓穴を掘る以前にどう見てもこれから先の長い健史郎君、対して何かにつけて身体の故障と常に隣り合わせの自分。
ぶち抜かれるのは目に見えている。


そんな中、競争ではなく、それぞれの持つきらりと輝くものをこれからも大事にして行けたら嬉しい。


健史郎君ありがとう!
次世代を担う心意気、大切にします。

yokosukan school #15

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さあ、今月もやってまいりました。
全世界のcrazy fxxkin' bikersに贈る、


ヨコスカンスクール #15

〜 CRAZY RIDERS PARTY 〜


8/12(日)
横須賀 うみかぜ公園
12:00〜14:00


日々の地道な練習も良いが、我がヨコスカンスクールに来たら単純にBMXを乗りまわして遊ぼう!
熱いライダー、待ってます。


※ 警告


今回あたりが一年でもっとも灼熱地獄のスクールになると思われます。
ちなみにキャンパスには日陰はほとんどありません。

車で来られる方はリヤゲートを上げ日よけにする、クーラーボックスを持参する等、万全の暑さ対策に水分補給をお願いします。

M.A.festival

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8/4,5
水戸黄門まつり


かれこれ数年前から、8月の初っ端と言えば水戸で過ごす。
そんな風物詩的な存在感があり、毎年楽しみにしていたため、今回もショーケース出演の依頼を受けた時は嬉しかった。 







水戸市内中心部を東西に貫く国道50号線を全面歩行者天国にし、色とりどりの神輿、山車がまかり通り、はたまたその傍らで’50s〜’60sあたりのrockabillyの方々が悠々と踊る様は圧巻。








今回は柏駅で中島君とファンのさっちゃんを拾い、予想外の土砂降りのエリアもあったが、水戸に着くなり陽炎が見えるほどのカンカンのキョンキョン晴れ。

前回に比べ会場には人の入りも多く、pm2:30 殺人的気温の中ショーケースは始まり、やや長めに確保されている時間を難なく盛り上げることができた。

しかし、我々も人間だ。

流石にこの酷暑の中でのライディングは堪えた。。
あの四六時中全開の中島君も若干疲れ気味だ。
残された時間、お祭を満喫するのは涼しくなってからにしようと、小一時間程度カラオケBOXにて昼寝。

横になりお互い落ち着いてきたかと思いきや、そうは問屋が卸さない。
流石中島コーポレーション代表取締役、もとい、





代表戸閉まり役





が、渾身の力を込めた今世紀最大の放屁で我々を叩き起こすといった凶行に出たのだ。
思わず鼓膜が破れるかと思うのも束の間、見れば今度は間髪入れずタンバリンで単身盛り上がっているではないか。










‥陽射しもやや弱くなり、夕暮れのお祭を散策。








風鈴 お囃し 蝉時雨


それらの奏でるメロディーが、盛夏の装いに一役買っている。
人混みに揉まれつつ露店で食べ歩き、一頻り満喫したところで今回のイベントオーガナイザーである誠司さんの家に移動し、お世話になることに。



BMXライダーたる者、E.T.を知らずして語るべからず



諸先輩方の忠告に則り、映画E.T.を鑑賞し終盤に差し掛かる頃には一同大号泣。
気が付けは心地良い眠りに落ちていた。



水戸ツアー2日目。
後半戦となるこの日は、ささ君に加え福岡から倉谷太郎君が応援に駆けつけてくれた。
先輩方の分厚いスキルは文字通り貫禄そのもの。魅せられる技数の多さは、いつ見ても勉強になる。
日々の徹底した自分自身の課題に雁字搦めになっているスタンスにおいて、初心という素朴で大事なものを思い出させてくれる気持ちだ。







無事2日間のショーケースも終わり、まだ陽は高いとくればやはりここにてライダー魂がくすぶり始め、



帰りに乗ってく!?



2つ返事で意気投合。
そうと決まれば常磐道を140km/hで南下し松戸へ一目散。去年の冬に見舞われたマシントラブル以来の屈辱を晴らすべく、pm6:00 ライディングスタート。
ライディング可能な時間は実質1時間。

限られた時間でどれだけベストを尽くせるか。
中島君とのセッションは久しぶりだが、そこはやはり15年以上の付き合いとなる同期の桜。煽り合いもどこか気心知れた心地良さがあった。

2日間の水戸ツアーもじわじわと終わりに近づいて行く中、頭の中では回想シーンが駆け抜け、思えばこの2日間中島君とのトークで何回笑い死んだだろう。
そして、自分もあんな風に周りを楽しませるトークができたらどんなに楽しいだろう。

よくよく昔話を語り合えば、自分も中島君も若かりし頃はライバル心剥き出しだった。



あいつには負けたくない



あいつだけには勝ってやる



そんな心境も、やがて同じ大会で一緒に予選通過し、時に一緒に予選落ちし、嬉しさ、悔しさを共に分かち合って行くうちに仲間意識が芽生え、つまらない敵対の念を抱いている自分自身こそが最大の敵なんだと悟った。





バケツ一杯の水を被ったほどの汗にまみれ、新八柱の立ち呑み屋でツアーのフィナーレは幕を閉じた。

これだからBMXは最高だ。






blue angel

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待ちに待ったお盆休み。



8/11(土)
横須賀

思えば1ヶ月以上前からずっと交換しようと思いつつ、目先の乗りたい気持ちを制御できずに放置していたグリップをようやく交換し、夕方から2時間程度のライディング。

曇天模様の空の下も、この時期には有り難い。
日に焼けないというだけで体力を大幅にセーブでき、そんな中数日前からぼちぼちかじり始めていた新たな展開に微かな光が差し込んだのだ。
構想中は様々なルーティーンのパターンが候補としてあったのだが、実際にマシンを動かしリハーサルを行った時に、



・オリジナリティに欠ける
・いまいち面白くない
・ルーティーンの前後にテーマがほしい



また、



・手足の長さが計算に入っていない



等々、そんな問題外な理由も含め取り組んでは一からやり直す、そんな攻防をなんだかんだ丸一年ほど前から繰り返している。
それが漸く納得できるルーティーン構成が閃き、その第一歩としての歩み寄りに成功したのだ。
メークまでなんて気の遠くなるような道程だ。何カ年計画になるかはそれこそ未知数だが、そのルーティーンは無限の夢に満ちている。

できなくてもその動きの反復練習が楽しい。
そんな「ハマれる」練習に勝手に盛り上がり、心地良い潮風と良いイメージの飽和した駐車場で、ひとり沈む夕陽を見送った。






問1.

ヨコスカンスクール#15
エントリー数は何人??





答合わせ&レポートはこちらにて近日公開予定。

highteen boogie

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覚えているライダーはどのくらいいるだろうか。
恒例(?)歴史の授業の時間です。



駒沢での大会とくれば言わずもがなJFAを連想するが、19歳の春に自分がこれまで経験したことのなかった、フラットだけの大会がRHODESプレゼンツにて開催された。
忘れもしない伝説のフライヤーは、2BのTシャツを着たjesseの十八番、ホブスピンカールの連続写真をレイアウトしたフラットランド魂をくすぐる力作だった。


それは、フラットに続き、ストリート、ランプと盛り上がり夕方を迎えるといったそれまでの常識を大きく覆した実に前衛的な試みで、一方、フラットオンリーといった内容にどこか寂しさ、拍子抜けした気こそ否めなかったが、その代わりにカテゴリーが限定されている分、集まるライダーの層も桁違いに厚く、この日初めて出会ったライダーの中には何人もその後のシーンを牽引する逸材が潜んでいたのだ。
田中光太郎君、望月君、平栗君、その他にも名を連ねる個性派尽くし。

ちなみにこの日の模様をビデオ撮影していたライダーがおり、聞くところによるとダビングしてくれるとのことだった。
だが、ライダーの親切心に心温まるのも束の間、どうも様子がおかしい。
後から聞いた証言によれば、それは激安テープに姑息にも500円というなんとも微妙な価格帯で売りさばいていたようだった。
本人に問い詰めてみたところ、容疑を大筋で認めたため、500円ビデオの○○君の称号が板についた。

と、まあそんなひとりひとりが四番バッターとも言えた90年代初頭。
その中のひとり、やはりRHODESの大会が初顔合わせだった、



御園生(みそのお)学君。



元一輪車のチャンピオンと専らの噂だったが、BMXフリースタイルにおいてもその高い身体能力は十二分に発揮されており、多くのライダーから一際注目を浴びていた。




8/19(日)

‥その御園生君と、日曜日鵠沼で奇跡の再会を果たしたのだ。
湘南方面に住んでいるといった噂は聞いていたのだが、まさかここにて巡り合えるとは。。

十数年の時を経てみれば、人間誰でも雰囲気は変わるもの。


御園生君は金髪に初代shorty
一緒にいた村岡君?は初代morales bob street


そのRHODESの大会での追憶、頭の中で時が止まったままの個人的な面影とは当然様変わりして、すっかり御園生君は近代フラットランダーの様相を呈していた。

数年ぶりの鵠沼海岸。
スペースに路面は非のうちどころがないが、いかんせん真夏の太陽光線に日陰ゼロ。
その灼熱の日差しとそれに匹敵するほどの照り返しは、bobbyや野田雄二君達と日銭を稼いだサンタモニカのベニスビーチでの回想シーンが甦った。

実に10数年ぶりの会話は、懐かしさもあり、また同期のライダーの兄の訃報ありと、いろいろな意味でショックが大きかった。
ライディングの合間だったこともあり、悪いことにそのタイミングで妙なできない癖に陥りムキになってしまっていたため、あまり多くをゆっくり語ることができなかったが、断片的にでも多くの同期生の名前が聞けたのは嬉しかった。





離れていても変わらない、お互いの志。
同志とは築くものではなく、ふと振り返りしみじみ思うもの。





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